町野町ただ一人の医師 大石 賢斉です
私は輪島市町野町のただ1人の医師です。
町野町は輪島市の東部にある人口2000人ほどの過疎の町です。10年前にこの診療所に入り住民と楽しく対話することを大切にしながら、この里山里海の穏やかな自然が大好きな住民の健康をサポートしてきました。
診察だけでは住民の健康は保たれない
昨年地震と洪水という2度の災害が町を襲いました。
私は倒壊したガレキだらけの現場を駆け回り懸命な処置を行いましたが、大切な命が失われていきました。そして、家を失った多くの住民は孤立状態の凍える真っ暗な避難所での生活を余儀なくされました。
家族を亡くした人、行方不明者を探す人、けがや病気が深刻な人、悲痛な思いを抱える人たちの心は限界に達していました。
今現在は当時の混乱した状態から、たくさんの支援者の泥出し作業やイベントの応援のおかげで少しずつ現実と向き合える状態になってきましたが、2000人から800人に減ってしまった人口はまだ戻ることはなく、町全体の建物も8割近くが解体されてます。
住む家をなくしたほとんどの住民は地元仮設や町外のみなし仮設の生活が続いています。一方、新しく建てられる家は、9月段階でまだ6棟だけです。
今後心配されることは、これまでのコミュニティーが分断されたままでは孤独感が増し、我が家という落ち着ける生活基盤がない状態では心身の健康は保たれないということです。
したがって、これまでの絆を回復し、新たな町づくりに意欲を高めて住民にうれしい笑顔が戻るよう、診療所の枠にとどまらず、たくさんの仲間といっしょに地域全体の社会医療に重点を置く必要があります。
コミュニティーハウス「ログカフェ」をみんなで自力建設します。
もともと町野という地域は昔から協力協働の生活が基本でした。
農作業や草刈りなどみんなで行う作業のたびに、おにぎりやお菓子を片手に楽しく会話し、収穫をみんなで祝う祭りを催して、明日への元気につなげてきました。しかし災害によって地域の絆はズタズタに分断されました。
仮設やみなし仮設で孤独を感じる生活をすぐにでも改善する必要があります。
そのために、離ればなれになった友人や知れ合いがそこに集めればいつでも気軽に笑いあえるログカフェを作り、再会を喜び次の機会を楽しみにしたり、そこでカフェや教室、子ども達の遊びや勉強の場として、誰でもいつでも好きなように利用したりしながら、コミュニティーを復活させます。
そして、被災者住宅を再建します。
もう一つの課題は、住宅を再建して安心できる生活基盤を作る必要があります。
ログカフェの自力建設という実証実験でに、建築コスト削減策を住宅再建に生かします。
現在の再建相場は一坪170万円ほどになり、小さな平屋18坪の住宅でも3000万円を超す場合が多く、手が届かない被災者が多くいます。とくに、高齢者にとっては負担が大きく、長年住み慣れた土地に帰ることができない状態です。
ログカフェ自力建設のスキルで、地元の杉材を伐採し、地元の業者や職人さんたちにも素人では難しい部分を協力してもらい、住民やボランティアといっしょにワイワイガヤガヤと楽しみながらログハウスの自宅を再建します。その再建費用は支援金や補助金等を使いながら被災者が無理のない費用1200万円程を目標とします。
皆さんの支援金は、木の切り出しから、ログカフェ建設や住宅再建をいっしょに行う住民やボランティアが安全に自力作業を進められるよう、運営スタッフの建設のための安全施工講習及び作業に必要な免許取得費、重機や運搬用のトラック、建築用の道具や機材の購入に活用させていただきます。
クラウドファンディング(READY FOR)
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